サッド ナイト ガール。
殺人予告。
目の前で呼吸をしている男を殺すんだと思ったら、最高に幸せな気分になった。

あたし、容疑者になるの。

お店でのナンバーワンよりも、もっともっと上だ。
格別な称号。
レベルアップだネ。

もうこの男のために金を稼がなくてもイイ。

裸になって、狂ったみたいに腰を振って、感じたふりをして、ときには説教までされて、無理矢理犯されることも、もうしなくてイイんだー。

なんてハッピーなんだろう。

あたしの方が気が狂うくらい、幸せで死にそう。

真っ暗なキッチンで毎日毎日鋭く研いだ包丁をあたしは舌でそっと舐める。
こんなに甘美でゾクゾクするような悦楽は一瞬で終わるセックスでは味わえない。

ピカピカに光った刃で、めちゃくちゃにしてあげるからネ。

あたしの愛するダーリン。
どうか地獄に墜ちてくださーい。

じゃあねー。
ばいばーい。

今夜0:00に、決行しまーす。
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