ばかっぷるにお任せ!
「こーちゃん」
昼休みのチャイムがなると、天使が俺を呼ぶ。
お弁当を2つ、両手でしっかりと持って。
「まじ、天使…」
思わず呟いてしまうほど、可愛い彼女。
「おいおい、航汰。なんだよ、天使って。昨日は女神って呟いてたし。」
「え、俺の彼女のことだけど?」
「………。」
黙ってしまった祐悟を無視して、彼女のもとへと走る。
「海香ーっ!」
「こーちゃん、ご飯、食べよ。」
ニコニコしながらお弁当を見せる彼女。
これこそ、天使の微笑み。