ばかっぷるにお任せ!
「なんて言えばいいんだ…?好きです、じゃ、ベタだし…」
まだぶつぶつ言っている祐悟。
「あ、」
そんな祐悟の後ろに、ちょうど、友梨が近づいてきた。
(これは、チャンスというやつだな。)
愛する友人のため、俺は友梨に向かって祐悟の背中を押した。
「わ、わわ。」
祐悟が耳まで真っ赤になりながら目の前の彼女を凝視している。
「なーに?秋山く…
「――――好きです!!!!」
友梨の言葉を遮って、祐悟が言葉を発した。
テンパりすぎて、大き過ぎる声での告白。
皆の視線が一気に2人に集まっている。