君のいない街で
詩 ガラスの外

子供たちが

僕を見ている

みるんじゃない

睨みをきかせても

子供にはわからない

すぐに飽きて

犬をいじめるな

俺の友を

いじめるやつは

許さない

破れないガラスに

爪をたてた

それでもやっぱり…

傷だらけの犬は

とぼとぼと去っていく

僕は狼だから泣けない

かわりに

大声で鳴いたんだ
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