君のいない街で
詩 呼応

犬の後ろ姿

目に焼き付いて

離れない

この壁を破ることが

出来たら

僕はきっと…

その夜

初めて

犬の遠吠えをきいた

こんなにも

悲しいものは

きいたことがない

この声はきっと

僕に訴えている

“次は守るから”

そう伝えたくて

僕も遠吠えをした
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