君のいない街で
詩 一人の声

あれから何度も

吠えた

だけど一度も

返事はない

喉が涸れて

もう何も言えない

なす術もなく

僕は突っ伏した

犬に会いたい

唯一の友

最後の声は

きっとガラガラで

犬の元へは届かない

また僕は一人ぼっち
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