君のいない街で
詩 意識

僕は目を逸らした

怖くなったからだ

仲間の死を

目の前で受け止める

自信がなかった

それでも

ライオンが

傷を舐める音が

僕の耳から

離れなかった

いつまでも

いつまでも

諦めない

その時ハイエナが

意識を戻した

ただ一言

おかえり

と言ってまた

目を閉じた
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