君のいない街で
詩 犬の声

ただ目をつぶるだけ

それだけで

全てが楽になる

もう何も見たくない

遠くから

犬の声がする

走りながら

発しているのが

わかるほど

荒々しい声だった

“次は

守ってくれるんだね”

うれしそうな表情

僕の最後の声は

届いていた

もう

声はでないけど

“もちろんだ”と

胸に誓った
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