君のいない街で
もういない
田中の言葉が全て真実だとは思えなかった。

田中を信頼しているからとかそういうことではなくて、直感的にそう感じた。

確認することはもう出来ないが…。

やけ酒の田中とそれを見つめる僕。

ぎこちない空気のまま時間はながれた。

夜も明ける頃、酒の力を借りて、僕と田中は眠りについた。


眠りから覚めるたのは約3時間後。
もう9時をまわっていた。
頭が痛い。 吐き気がする。二日酔いだ。

空も曇っていて、なんだか今日はよくない日になりそうだ。
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