君のいない街で
好きを見失いながら
女性の話によると、概要はこんなところだ。

仕事が忙しく、夜も遅い飯間。

寂しい日が続いていた。そこで可哀相に思った田中が食事に誘った。

もちろん田中の妻と子供もいた。
4人で楽しく食事を終えた後、お酒を飲み始めた。
妻は子供のために、先に寝ることになった。

お酒もまわり、二人きりになったことで二人は勢いのままに間違いを犯した。

女性は、妻子のいる田中に罪悪感を覚え、その一方で飯間にも申し訳なくなった。

そして、その後も寂しい日々が続き、自分の中で田中の存在が大きくなっていくことに気付く。

飯間のことを、疎ましく思うほどに。

自分の気持ちが抑え切れなくなっていくことを恐れ、飯間の部屋から姿を消した。

田中一家にも、もちろん何も言っていない。

そして今、やはり飯間のことが好きだと思い直してやってきたのだという。
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