君のいない街で
詩 傍

僕の傍に

ずっといてよ

犬がいるから

僕は元気でいられる

気付いたんだ

これはただの友達

なんかじゃない

もっと特別な感情

多分仲間よりもっと

大切な感情

今までに

経験したことのない

子孫繁栄の

ためじゃない

これが

恋なんだと

気付いた

犬を追いかけた

ガラスが邪魔で

触れないけど

それが

わかっているか

のように

ガラス沿いを

走り回る犬

楽しいな

ずっと傍にいてよ

もう声なんか

出ないのに

必死で君に

問いかけた

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