君のいない街で
詩 ラン

緑を掻き分けて

ひたすらに

小枝の折れる音が

つねに遠くに

聞こえるほど

速く

速く

緑を駆け抜けた

友のもとへ

辿り着けるように

道なんて

わからないし

方向だって

しらない

だけど

急いで

急いで

きっと友が待っている

僕を待っている

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