君のいない街で
詩 ライオン

空を見上げれば

満天の星

一人ぼっちなのは

僕だけ

そんなとき

ライオンが側に

やってきた

やさしい顔の

小汚いライオン

何も言わず

差し出してくれた

肉に僕は噛り付いた

涙をボロボロと

流しながら
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