先生

私たちは学校内をぶらぶらしていた。

そのとき、

「あ、芽唯!」

佑里奈と瑞季と会った。

「あ!え、二人で回ってたの??」

私はちょっと驚いた。

二人が怪しいな〜とは前々から思ってたけど。

まさか学校祭を二人で回るとは思ってなかったな〜。

「あ、まぁな。お互い暇だったし。」

瑞季が少し照れた様子で言う。

「へ〜。そっかぁ〜。」

私はついにやにやしてしまう。

佑里奈がそれに気づいたのか、

「何もないからね?」

と言ってきた。

「わかってるって!」

「もう!芽唯!」

「ごめーん!」

「じゃあ俺らもう行くわ。じゃな。お幸せに。」

二人は航平に会釈をして行ってしまった。

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