先生

そして俺たちはA組へむかった。

「神木先生だぁ!あ、春山先生も!」

いち早く山本が気づいた。

「来てくれたんだねー!芽唯!先生たち来てくれたよ!」

「えっ?」

吉岡がこっちを見た。

やべ、エプロンしてる姿かわいい。

「おう!太陽がどうしても来たいって言うから来た。」

「え?」

「おいっ。そんなこと言ってねぇよ。」

連のやつ!吉岡困ってんじゃん。

「芽唯!先生たち頼んでいい?」

「あ、うん。」

と言って、山本は違うお客さんの方へ行った。

「あ、じゃあ、こちらへどうぞ。」

「さんきゅー。」

「ありがとな。」

俺たちは案内されたテーブルに座って、メニューを開いた。

「じゃあ俺コーヒー!」

「はい。春山先生は?」

「んー、吉岡の好きなやつどれ?」

うわっ、俺何聞いてんの?

普通はオススメなに?だろ!

吉岡困ってるよ。

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