先生

「私の好きなのですか?」

「あ、うん。」

もういいや。この際だから聞いてやろう。

「私は、ミルクティかな?」

「じゃあ、それにする。」

「わかりました。」

吉岡はキッチンの方へ行った。

「お前、意外と積極的だな。吉岡の好きなやつって。」

「間違えたんだよ!オススメ聞こうとしたの!」

「無意識に間違えたんだな。これ、わかる人にはわかるな。」

マジかよ。俺ってほんとダメだな。

「気をつけるよ。」

「ま、俺いるし、安心しろ!」

「おう、ありがとな。」

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