先生
太陽のお家に着いて中へ入った。
「どうぞ。」
「おじゃまします!」
うわ〜すごいきれい!
なんか太陽っぽい部屋だな。
大人の部屋って感じ。
家具は黒系で揃えてるんだー。
「散らかってるからそんな見ないで。はずい。」
「そんな!全然だよ!すごいきれい!」
先生はちょっと照れている。かわいい。
「ちょっと適当に座ってて。」
「うん。」
先生は荷物を置いてお茶を出してくれて。
「ありがと!」
太陽は私の隣に座った。
「太陽は料理するの?」
「まぁ一人暮らしだからな。」
「すごいね!」
「お前が作ってくれてもいいんだぞ?」
「私いつもご飯作ってるよ。お兄ちゃんと変わりばんこだけどね。」
「じゃあ今度作って!」
「いいよ。何がいい?」
「オムライス!」
「じゃあ次来るときオムライス作るね!」
「やった!」
無邪気に喜んでる太陽がほんとにかわいい!
「毎日芽唯とこうしてたいな。」
急に太陽がそんなことを言った。
「こうって?」
「誰もいなくて二人っきりでいられる時間が毎日ほしい。もっと芽唯と一緒にいたいな。」
太陽、そんな嬉しいこと…
「今日は甘えん坊さんだね。」
「いや?」
「ううん。かわいすぎて癒される。」
「かわいい言うな。」
ちょっと照れてる太陽。
かわいい。