先生

それはメアドの交換をした時に聞いた話。

メールについて、太陽が大学生だった頃の彼女が言ってたことと私が言ったことが一緒だった。

そして太陽は彼女の話をしてくれた。

その彼女とは社会人になってもうまくいっていたのに、彼女が病気になって亡くなってしまった。

私は気が付いたら涙を流していた。

「芽唯、俺の話を聞いてくれ。」

「死んじゃったの…?
お姉ちゃん、死んじゃったの……?」

今にも消えてしまいそうな声で芽唯が聞いた。


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