先生

「芽唯、とりあえず家に行こう。お兄さんには俺から話すよ。お兄さん、家にいる?」

私は小さく頷いた。

「じゃあ行こうか。立てる?」

私は足に力が入らず、立つことも出来なかった。

そんな私を見て太陽はおんぶをしてくれた。

太陽もこのことに驚いてて混乱してるはずなのに、私のせいで今は考えることも出来ないよね。

ごめんね。太陽。

だけど、私は今は一人で何もできない状態だった。

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