先生

私と太陽はリビングに行った。

そこにはお兄ちゃんがいた。

私はお墓のこととか太陽から聞いて、お兄ちゃんにこう言った。

「お兄ちゃん。お姉ちゃんに、会いに行こう。」

お兄ちゃんはびっくりしていた。

そうだよね。

昨日なんてフラフラで一人じゃ何もできない状態だったもんね。

「もう、平気なのか?」

「うん。大丈夫。
ちゃんと、お姉ちゃんとバイバイしたい。」

これは私の本心だった。

「わかったよ。太陽、連れて行ってくれるか?」

「はい。」

今日は土曜日で学校が休みだったから、太陽の車で行くことになった。

場所はとても遠くて、車で行くから帰ってくるのは日付が変わってからだろうな。

< 225 / 436 >

この作品をシェア

pagetop