先生

太陽に案内されて、私たちはお姉ちゃんの個人の部屋に行った。

そこも相変わらずのきれいさだった。

この家全体がお姉ちゃん色に染まってて、お父さんは一体いつ亡くなったのだろう。

それは、太陽も知らないことだった。

だけど、お姉ちゃんが大学生の頃には間違いなくいなかったらしい。

私たちはお姉ちゃんに悪いと思いながらも、机の引き出しなどを開けて見てみた。

そこには、一枚の写真があった。


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