先生

お姉ちゃん。

お姉ちゃんはずっとずっと私のお姉ちゃんだよ。

私たち三人だけが家族だよ。

絶対に忘れないよ。

お姉ちゃんが忘れないでくれてたように。

それと、この腕時計、もらってってもいいかな?

お姉ちゃんのお下がりっていうのにずっと憧れてたんだ。

大切にするから、もらうね。

ねぇお姉ちゃん。

私、お姉ちゃんの妹でいられて幸せだったよ。

離れてたけど、お姉ちゃんがずっとずっと大好きだったよ。

お姉ちゃん、私のこと忘れないでね。

まだだいぶ先になっちゃうけど、私がそっちに行ったらたっくさんおしゃべりしようね!

また兄妹三人で、仲良く暮らそうね!

お姉ちゃんそれまでは待っててね。

お姉ちゃん。

元気でね。

また、絶対来るからね…」


私はその場でしゃがみ込み泣いてしまった。

そして今度はお兄ちゃんが私の肩を抱いてくれた。

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