先生

私たちはこの後適当にぶらぶらして水族館を後にした。

そして、帰り道にあるレストランで夜ご飯を食べた。

「美味しかったー!あんな美味しいお店知ってるなんてやっぱ太陽大人だねー!」

「なんだ子どもだと思ってたのか?」

「えへへ。」

「否定しろよ!」

太陽は拗ねた顔をした。

かわいい。

子どもっぽいところも大好きだよ。

「ねぇ太陽。」

「ん?」

「家の近くの公園で少しお喋りしてから帰ろ?」

「まだ俺と離れたくないってか?」

「うん。」

「かわいいやつ。」

と言ってるけど太陽も嬉しそうな顔をしていたよ。

でも、そこでお別れだよ。

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