先生

そして数分後、教室に春山先生が来た。

「どうしたの?」

「俺がなんで来いよって言ったのかわかってないな。」

「なんのこと??」

「まぁいいけど。わかってたし。」

ん?先生何言ってるの??

「よし、行くぞ。」

「どこに??」

「俺の車のとこ。」

春山先生は車の鍵をぶらぶらして見せた。

「もしかして、送ってくれたりするの??」

「そのもしかしてだな。」

え、いいの?

でも、このまま歩いて帰るのも辛いし…

「その前に病院行くから。」

「えっ???病院??」

私はびっくりしすぎて大声を出してしまった。

ほら行くぞ。っと春山先生が私の腕を掴んで私たちは駐車場に向かった。



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