先生
そして病院に行って診てもらった。
足は結構腫れててこれからは無理しないようにとお医者さんに注意された…
その後、湿布とか包帯とか塗り薬をもらって帰った。
病院からも春山先生の車で家まで送ってもらった。
その間特に会話はなくて、私は斗真の告白のことを考えてた。
「なに?なんか悩み事?」
春山先生が私に聞いてきた。
「あ…うん、ちょっとね。」
「俺でよかったら聞くけど。」
「………うーん」
先生に言えない。
でも、言ったらどう思うかな…?
「……斗真のこと?」
「えっ。」
わかっちゃうんだよね、先生って。
ずっと前見て運転してたはずなのに、私が悩んでることにも気付いてくれたし、それが斗真のことだってことにも気付いてくれた。
先生には、いつだって敵わない。