先生

「そうか。やっとか。」

「えっ?やっとって?」

斗真が少し驚いた顔で聞いた。

俺がもっと動揺すると思ったのか。

「ずっと仲良かったろ。
最近は一緒に帰ってたみたいだし。」

「先生知ってたの?」

芽唯も驚いた顔で聞いてきた。

「まぁな。教師なめんなよ〜」

俺は冗談っぽく言った。

「よしじゃあ帰るぞ!斗真気を付けて帰れよ。あ、乗ってくか?」

「大丈夫です。」

「そうか。寄り道すんなよ。」

「わかってるって!じゃあさようなら!芽唯じゃあな。電話する。」

「うん、わかった。」

そして斗真は帰っていった。

俺らも車に乗り発進した。

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