先生

私は去年のことを思い出していると、

「眠いの?」

と、春山先生に声をかけられた。

「あ、先生。おはよう。」

「おはよ、どうかした?」

「ううん。先生の言った通り眠いの〜。」

私は笑ってごまかした。

「まぁ朝早いもんな〜!俺も眠い。
しかし、朝からお熱いな〜あの二人は!」

と言って咲と悠斗先輩の方を見た。

「朝からとか関係なく熱いでしょあの二人は。」

春山先生はそうだな。と言って笑った。

あの二人は本当にいつもラブラブ。

見てて羨ましくなるくらい。

…なんでだろ。

あの二人見て羨ましいって思うと必ず、先生と付き合ってた時のこと思い出す。

私って、こんなに未練がましかったっけ?

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