先生

「…まぁ、黙ってやってあげてもいいけど…。」

すると山本はまた不敵な笑みを浮かべた。

「春山先生も素直じゃないな〜」

と言いながら携帯を操作しだした。

「はい、送っといたから!これで交渉成立ね!この写真のことは秘密ってことで!」

「わかったよ。」

「じゃ、私かわいいかわいい芽唯がいるところに戻りま〜す!」

なんだこいつ、嫌味か!

俺も行きてぇわ!

「おう、早く寝ろよー」

でもあくまで教師の俺は先生っぽいことを言っておく。

「おやすみなさーい」

そう言って山本は出ていった。

< 358 / 436 >

この作品をシェア

pagetop