先生

慌ただしい日が過ぎ、気付けばもう十二月。

クリスマスの季節。

今年のクリスマスは一人で過ごすことにした。

その日お兄ちゃんは彼女の家に行くから帰ってこないし、斗真と遊ぶと嘘をついた。

イブは、バスケ部全員で体育館でクリスマスパーティーをすることになった。

去年みたいに二人きりではないけれど、先生と過ごすことができる。

それだけでも、すごく嬉しい。

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