先生
芽唯…
ごめんな、迷惑かけて。
こんな俺なんかの看病してくれたのか。
ありがとう。
芽唯にかっこ悪い姿見せちゃったな。
いいとこ見せたいのに。
でも、それでも嬉しいよ。
「ん……」
そのとき芽唯が目を覚ました。
「おはよう。」
「…え?先生?あ、私寝ちゃってたんだ。先生熱は?もう大丈夫なの……」
俺は芽唯が言い終わる前に芽唯のことを抱きしめてしまった。
「ありがとな。看病してくれて。」
「……もう、平気?」
「うん、芽唯のおかげで。」
「よかった。」
たまらなく芽唯が愛おしくなった。
今日は、久しぶりによく眠れた。
芽唯が手を握って側にいてくれたからかな。
改めて、芽唯の存在の大きさを知った。
太陽side end