先生

芽唯…

ごめんな、迷惑かけて。

こんな俺なんかの看病してくれたのか。

ありがとう。

芽唯にかっこ悪い姿見せちゃったな。

いいとこ見せたいのに。

でも、それでも嬉しいよ。

「ん……」

そのとき芽唯が目を覚ました。

「おはよう。」

「…え?先生?あ、私寝ちゃってたんだ。先生熱は?もう大丈夫なの……」

俺は芽唯が言い終わる前に芽唯のことを抱きしめてしまった。

「ありがとな。看病してくれて。」

「……もう、平気?」

「うん、芽唯のおかげで。」

「よかった。」

たまらなく芽唯が愛おしくなった。

今日は、久しぶりによく眠れた。

芽唯が手を握って側にいてくれたからかな。

改めて、芽唯の存在の大きさを知った。

太陽side end

< 410 / 436 >

この作品をシェア

pagetop