先生

そんな風にテンションが上がっていると、

審判がピーっと笛を鳴らして、

「まだ終わっていません。」

ってちょっと怒られた…。

そして、試合が再開した。

私はさっき点を決めたせいか、C組の子にすごくマークされている。

そのとき、マークしてくる子を交わそうとしたら、

その子の足に引っかかって転んでしまった。

「いったー」

「ごめんね!大丈夫??ほんとにごめんね…。」

すごく申し訳なさそうに謝ってくれる。

なんか逆に心配かけてごめんなさい。

「全然大丈夫。」

みんなが私のところに集まってきた。

「芽唯大丈夫?」

「うん。でも少し痛いから誰か変わって?」

すると、サッカーの試合に出ていなかった子が代わりに出てくれることになった。

私は応援席に行って、みんなの応援をした。

そして何事もなく、私たちの勝利に終わった。

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