先生

「ただいまぁ。」

「おかえりー。おつかれ。お風呂いれたけど、先入る?」

「あぁ、うん。そうしよっかな。」

そう言って、私はお風呂場に向かおうとした。

「芽唯。なんかあった?」

「え…どうして?」

「や、なんか、元気なさそうだから。」

さすがお兄ちゃんだな。

でも、まだお兄ちゃんには言えないよ。ごめんね。

「そんなことないよ?たぶん合宿の疲れが顔にでちゃったのかな?」

「そっか。ならよかった。お風呂で疲れとってきてね。」

「うん。ありがとう。お兄ちゃん。」

ほんと、いいお兄ちゃんを持ったな。

いつか、ちゃんと話すから。

< 91 / 436 >

この作品をシェア

pagetop