好きのおもさ

だんだんとテンションを上げていった白川さんは、私の元から立ち去った。




「じゃあ最後に3年生!!


3年生は毎年やってるから…」




それから適当に過ごしていると、体育大会の練習は終わった。




「みんな、今まで練習をよく頑張った!!


暑い中でな。 まぁ1年生の動きは悪いと体育の先生は言っていたが、うちのクラスはよく動けてたと思うぞ!!



明日は午前中に授業、午後に本番の準備をして、明後日にはもう本番だ!!



ここが頑張り所だ。 みんな力を抜かず頑張ろう!!」



帰りのHRで熱く語る私の担任。



そして周りの人々は目を輝かしている。



それはそうか.もう少しでメイン行事が始まるのだから。



私とは大違い。




「じゃあ今日はこれで終わり!!」



先生の最後の一声で、私達は解放された。




帰りの準備をさっさと始めて、私はすぐに帰ろうとした。




「ねぇねぇ加奈ちゃん。


体育大会、みんなで頑張って優勝目指そうね!!」


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