好きのおもさ

図書室のドアを静かに開ける。



この前来た時より人はいる。


みんな机に勉強道具を広げて、テストに向けて対策をしているみたいだ。


だから私の存在に気づかない。



私はゆっくりゆっくり本を選びに行く。


自分が読もうと思える本を選ぶと、着席した。



本を読むことに集中したいのだが、つい別のことを考えてしまう。


私が少しだけ注目の的になっている原因。


何だろう。



もしかしたら体育大会での出来事かな?


あの時白川さんが倒れてしまって私がおぶっている時に、先生が駆けつけてその時に反抗したことが
何かが起きてそのことが広まったからかな。



でもそれだけで生徒から変な目で見られる意味がわからない。



打ち上げで先に帰ったから?



バイトの仲間で晩御飯を食べてたから?



わからない。




とにかく!! 私は読書に集中することにした。










< 254 / 471 >

この作品をシェア

pagetop