好きのおもさ
「友達として関わることしなければいいよ!?
でもそんなこと、言わないと理解してくれない!
友達と思って接していたのに・・・って絶対言われるんだから!
そうやって傷つくのは嫌なの!!」
自分の駆られた衝動を抑えることはできない。
「おまえ、そんなことで傷つくのか?
弱いな」
彼の最後の一言が・・・
それさえももう辛いのに・・・.
「私が強いとでも思った?
私は今の人生に満足してるの!!
親しい関係を作らず、ただ今を平凡に暮らせていければそれでいいの!」
「それだったらおまえ、長生き出来ねぇぞ」
「べつにいいよ、長生きしないで」
『生きて下さい.
これからも長く. そうすれば友広も喜びます』
・・・咄嗟に過去に言われた言葉を思い出した.
私は長生きしなくちゃいけないんだ.
あの人たちのために.
でも無理だよ・・・
「俺がおまえに人生の楽しさを教えてやる」
「え?」
「俺に任せろ!」
「・・・なに言ってんの?」
突然の宣告にビックリした.