好きのおもさ


それから私は学校を休んだ。


風邪を引いたこともあったけど、学校に行きたくないっていう思いが強くなったため、
何日も休んだ。


3日も休んだ今。


熱は引いたが、喉痛いし、咳も出る。


文化祭はもう少しで本番を迎える。



早いもんだ。みんな何をやってるのかな。



ーーーー


ピンポーン


布団でゆっくりしてると、呼び鈴が鳴る。


まだ軽くない体を、ゆっくりと起こし玄関に向かった。



「はい」


テンション低めにドアを開ける。



「加奈ちゃん!!具合は大丈夫?!


今日はこの3人でお見舞いに来たよ!!」



新山さんがテンション高めで、私に言ってくる。


彼女の後ろを見てみると、朝壬さん、宇川くんがいた。



「具合は大丈夫…


見舞いに来てくれて、ありがとう」


そう言って私はドアを閉めようとした。



< 364 / 471 >

この作品をシェア

pagetop