好きのおもさ
『本気。
俺はお前が信じてくれるまで待つ。』
『気にすんなよ。
俺はお前のことが好きなんだから』
『もう立山は俺の気持ち知ってるんだから。
今更照れねぇよ』
思い出しちゃった…。
宇川くん、いつから私をこんな風に思ってくれてたんだろう。
家で孤独になった今…。
思わず喜んでしまう宇川君からの言葉を思い出して…
無性に宇川くんに会いたくなった。
もう少しだけ一緒にいたくなってしまった。
こんな気持ち…初めてかも知れない。
私はこんな気持ちを抱いていいのだろうか。
友広くんの未来を奪った私が、楽しんでいいのか。
白川さんたちに言わせれば、絶対に禁じられることはわかってる。
でも宇川君とかに関わると、そんなことが緩んでしまう。
友広君…わかんないよ。
私はどうすればいいの?