好きのおもさ
新山さんと朝壬さんが私の元にやってきて、新山さんが私に質問した.
どうせ断っても、しつこく誘ってくるだろう.
「・・・いいよ」
私は仕方なく返事をした.
「本当に!?
あ~、嬉しいな」
新山さんは本当に嬉しそうにしていた.
私がいて何が面白いのだろうか.
期待するだけで損だと思うけど.
「じゃあ私は帰るよ」
というと私はそそくさと教室を出た.
そして次第に足を遅く進めた.
本当に遊んでもいいのかな.
私がいて何か不幸なことが起きないかな・・・
なんて考え事をした.
それより何より、自分が取り乱すこと起きないよね?
大丈夫だよね、あのこの子とを考えなければいいんだから.
あの子には悪いけど.