【短編】告白~難病少女と無愛想少年~
まだ戻って来てない。
……おかしい。何かあったのだろうか。
俺は一回、箸を置いた。
ポケットからケータイを取り出して、昨日交換されたメアドにメールを送信。
交換した相手はもちろん愛未。
向こうから教えてくれた。
あの時は、今までにないほど嬉しかった。
好きな奴のメアドを知れたら、誰だって嬉しいだろう。
15分くらい経っても、メールは届かない。
メール問い合わせをしてみた。
それでも新着メールは来ない。
どんどんと不安になる。