あたしのカレ


「大丈夫か?ほんとに、無理すんなよ!本気で走らなくても、俺がお前の分まで走ってやるからな!」


その言葉だけでも嬉しかった。

でも、選ばれたからには、みんなの足手まといにはなりたくなかった。

だから、可愛げなく

「大丈夫だから!」


そう言ってしまった。



ほんとにそのとき、なんでそんな風に言ってしまったのか、後悔した。

心配してくれてるのに、ありがとうも言わないで…


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