危険男子が仕えた姫
日常
「いってきます。」

この言葉で今日の私の一日が始まる。

…そして、作った私が現れる。

「亜理紗っ!おはよぉ~♡」

ほら出た…。

ぶりっ子女、ウザイんだよ。

でも、そんな私を顔にも口にも言葉にも表さず私は…


「おっはよぉ~♡きのうさぁ、ゲーセン行ったらナンパされちゃったのぉ~♡てへぺろっ♡」

この自分の自慢話で今日もつまらない一日が始まる。

「うっそぉ~。亜理紗は可愛いからねぇ~♡あたりまえだよぉ~?」

きもいんだよっ。

そんな語尾延ばして、香水臭いしマジで何なの。

「えへへっ。そうかなぁ~?」

はぁ、このしゃべり方飽きたかも…。

「ぅんっ!」

はぁ…。

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