【短編】愛死テル
生きたいと願うのは人の体裁振った欲望で、生を悔いているからこそ、生にすがることで、結果、自らを正当化しようとしているだけ



何度問いかけてみただろう



生まれてきた意味を



60億の中のたった一つに過ぎない自分自身の存在価値を





ぽとりと落ちた一筋の涙に、やまない雨が答えてくれているような気がした



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