【短編】愛死テル
次々と溢れ出す涙



「やらせてくれよ。最後にこれぐらい」



そう言って微笑みかけてきたケンの腕の中へ、私は何のためらいもなく飛び込んだ





そっと優しく包み混んでくれるケンの腕の中



心から温かいと感じた



私の髪にそっと触れたケンの指も、包み混んでくれる腕も、何も言わず、今共に涙を流してくれるケンの全てを


本当に温かいと感じた





また会いたいね



会おうね。いつか必ず





どこかで



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