恋愛ポイントカード
なんなの、この人。
今から入学式だっていうのに…
今も男の手は私の手首をがっちりと掴んだままだ。
男がようやく足をとめると、そこには白いヒゲをはやし、緑色の着物のようなものを着た年老いた男がいた。
「連れてきました」
「あぁ、ありがとう」
老人はひどくかすれた声で返事をした。
「佐々木美桜さんだね?」
「そ、そうですけど…」
年老いた男はそう聞いてきた。
なんでこの人は私の名前を知っているんだろう?
「会えてよかった。」
「は、はぁー?」
私はこんな人にあったこともないし見たこともない。
そんなことより入学式!
「あの…すいません、入学式に行ってもいいですか?」
今から入学式だっていうのに…
今も男の手は私の手首をがっちりと掴んだままだ。
男がようやく足をとめると、そこには白いヒゲをはやし、緑色の着物のようなものを着た年老いた男がいた。
「連れてきました」
「あぁ、ありがとう」
老人はひどくかすれた声で返事をした。
「佐々木美桜さんだね?」
「そ、そうですけど…」
年老いた男はそう聞いてきた。
なんでこの人は私の名前を知っているんだろう?
「会えてよかった。」
「は、はぁー?」
私はこんな人にあったこともないし見たこともない。
そんなことより入学式!
「あの…すいません、入学式に行ってもいいですか?」