ノリで付き合ってしまいました【企画】
あっ……愛想がないっ。



知ってはいたけど、相変わらずの五十嵐くんにあたしも麗も苦笑い。



五十嵐くんは、茶髪で、ふわっとアレンジされた髪をしていて、



制服も着崩し、耳にはピアスが光っている。



顔はかなりイケメンなんだけど、



見た目がちょっと不良っぽく、目つきも悪いし、なんだか近寄りがたい雰囲気を漂わせている。



バスケ部だった五十嵐くんは、いつもバスケ部メンバーとつるんでいて、



あたしたちとは、あんまり接点がなかった。








「せっかくだから、写真撮ろうよ!」



麗ちゃんが五十嵐くんの背中を追いかける。



「は?」



うざったそうに振り向いた五十嵐くんと目が合った。



……うわっ、迷惑そう!!


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