ひまわり




自転車に2ケツして駅前のボーリング場へ向かった。

着くなり脇に自転車を止めて到着を待った。

「早く着きすぎちった!笑 今んなってドキドキしてきたかも!」

ナオキは叫ぶ様にいった。


ボーリング場に併設されているゲームセンターの扉が開く度に大音量が辺りに響いているからだろう。

まぁ…緊張してるせいもあるだろうけど。




「…あっ!!多分あの子達だ!!ミキちゃーーん♪!!」


ナオキは立ち上がり大きく手を振りながら叫んだ。


まだ遠くにいるが、こっちを向いて手を振りかえしている。

あの子がミキちゃんなのだろう。色の白いショートカットの茶髪の似合うかわいらしい子だった。

…てことはあの隣に居るのが今日当分の間一緒に

過ごす事になるであろう実彩子ちゃんか。

黒いロングヘアーの華奢なきれいな子だ。











……




………あれ?



…………もしかして。


彼女達との距離が縮まるほど


その考えは確信へと変わっていった。
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