〜今、キミに伝えたい〜
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ーーーーーーーーーー当日。
全校生徒六百人ほどの為、沢山のお客さん(保護者)が来てくれた。
皆、楽しそうにハガキを書いていて、自然とハガキを分ける手が早くなった。
自由時間は愛海と回り、自分のクラスに来てお互いにハガキを送ってみた。
届くのが楽しみだね、と胸を踊らせながら、二人で仲良くお祭りを満喫することができた。
少し、いつもよりも控えめにしながら。
お祭りが終わり、残りの時間は生徒たちの出し物の片付け。
お客さんはもう、校舎内には居ない。
各教室に設置したポストを回収しに行ったクラスメイトが、3-2のポストも回収。
優しきクラスメイトは、中に入っているハガキを一人一人に配っていた。