Golden Apple
躾親は手厳しい。
唇を少し尖らせているとトーガに笑われた。
紅い椅子に座って苛つきながら片足を抱く。リサの席はタチバナの隣で、あたしとは一番遠い。
「大体タケウチの行動が掴めたので、行動を始めたいと思います。今回は大人数は動かしません、ここに居る五人で行います」
ミカミの頭の中にはそれが組み立てられていた。やはりこちら側の頭脳なだけある。
それを聞けるのは、少しわくわくする。
最近喧嘩をしていないから身体が鈍っている気がする。タケウチのこと一発くらいは…