Golden Apple

顎を掴まれて唇を重ねる。絡み合う舌にふにゃふにゃになっていく。


「綺麗ですよ」


一体その言葉を何人に言ったのやら。

色んな所を触られたりなぞられたり撫でられたりしながら、次時計を見るのは夕方になりそうだと思った。

結局、起き上がったのは夜。

身体中が軋んで、眠っているミカミを見て欠伸をする。

服を着ているとミカミが起き上がった。


「…ミカミさあ」

「はい」

「内申足らなかった?」


こちらを向く顔が「は?」と言っている。



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