Golden Apple









目覚めて、灰色の天井を見つめた。

見ていた夢を途切れ途切れに思い出して、昨日の夜、彼女を撒いたことも思い出した。

雁字搦めだ。

家のこと、人間関係のこと、自分のこと。
逃げてばかりいるから、こうしてしわ寄せがまわってくる。

起き上がって額を抱える。浅く息を吐いて、ふと隣を見た。

…なんだ?



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